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経済

東京電力「実質破綻」の尻拭い

外部資本提携にも兆す「頓挫」

2026年11月号

 わずか40億円―。それが、東京電力ホールディングス(HD)の今年度の連結経常利益見通しである。
「上期決算は少しは改善するのか。もう追い貸しはご免だぞ」
 取引銀行団の怨嗟の声は尽きない。当然だろう。東電の第1四半期の経常利益は114億円(前年同期比88・7%減)と見るも無残な大幅減益だった。慌てた東電財務部門は新たな収支計画を作成し、銀行団への説明に追われたが、その通期見通しが40億円(前年度比99・1%減)なのだ。
 東電は今年度の業績見通しを表向き未定としている。しかし、1月に策定した第5次総合特別事業計画(5次総特)は経常利益2766億円を掲げていた。新収支計画は実に2700億円以上の未達であり、5次総特の見通しは帳消しに等しい。10月29日発表の第2四半期決算では未達はやや改善されたものの、下期はさらに厳しい。
 深刻なのは、利益水準よりキャッシュだ。新収支計画によれば、今年度末の現預金残高は2720億円の見通し。東電は諸費用の決済が集中する年度末に最低3千億円のキャッシュが必要だが、足りない。そこで、銀行団はやむなく2千億円のコミッ・・・

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