高市政権で「強い国」にはならない
齋藤 純一(早稲田大学教授)
2026年11月号
―高市早苗内閣の支持率が依然として高いことをどう見ていますか?
齋藤 国民の半分が今も支持しているが、自民党内にほかの対抗馬が現状見当たらず、かといって野党も壊滅的な状況になっており、やむを得ない選択として高市内閣を支持しているという側面はあるだろう。また、高市政権が、「改革する」というよりも、「守る」というメッセージを繰り返し出していることも効いているのではないか。生活が苦しくなりつつある国民の多くが、高望みせず現状維持を希望しており、これが高市政権への消極的支持に繋がっている。たとえば外国人労働者政策が典型例だ。滞在資格の更新や永住許可申請のハードルを上げて、「外国人から日本人を守る」という姿勢をしきりにアピールしている。
―本当にそれで日本を守れますか。
齋藤 守れませんね。在留外国人はこの10年で約213万人から約423万人に増えている。そしてこの外国人が、各種生産現場や介護や看護の現場で一翼を担っている。都心部でのコンビニエンスストアなど、外国人なしでは生活の土台が崩れかねない。にもかかわらず、目先の安・・・
齋藤 国民の半分が今も支持しているが、自民党内にほかの対抗馬が現状見当たらず、かといって野党も壊滅的な状況になっており、やむを得ない選択として高市内閣を支持しているという側面はあるだろう。また、高市政権が、「改革する」というよりも、「守る」というメッセージを繰り返し出していることも効いているのではないか。生活が苦しくなりつつある国民の多くが、高望みせず現状維持を希望しており、これが高市政権への消極的支持に繋がっている。たとえば外国人労働者政策が典型例だ。滞在資格の更新や永住許可申請のハードルを上げて、「外国人から日本人を守る」という姿勢をしきりにアピールしている。
―本当にそれで日本を守れますか。
齋藤 守れませんね。在留外国人はこの10年で約213万人から約423万人に増えている。そしてこの外国人が、各種生産現場や介護や看護の現場で一翼を担っている。都心部でのコンビニエンスストアなど、外国人なしでは生活の土台が崩れかねない。にもかかわらず、目先の安・・・









