狭まるVWの包囲網にスズキ社内は戦意喪失気味【情報カプセル】
「独フォルクス・ワーゲン(VW)が伊イタルデザイン・ジウジアーロ社(IDG)を買収」。今年五月、日本では大きく報道されなかったニュースがVWの提携相手であるスズキを震撼させた。
「車開発の肝を押さえられた」とスズキの開発担当者は動揺を隠さない。スズキとVWは現在、小型車の共同開発を検討中。しかしスズキの「スイフト」や「SX4」など最近の世界戦略車はいずれもIDGデザイン。これらのモチーフをVWが所有することは共同開発の主導権を握られることを意味するからだ。スズキ社内には「VWによる兵糧攻めか」との声もある。VWはスズキにインドでの販売協力を熱望したが、鈴木修会長兼社長がきっぱり拒否。一方、スズキも苦戦する中国事業でVWの協力を求めるが、インドの件が確執を残し交渉は難航している。最近では「VWはイコールパートナー」と鼓舞する鈴木会長に対し、社員は「現実は八方塞がり」と戦意喪失気味だ。
IDG買収の狙いの一つが、言うままにならないスズキへの圧力だとすれば、企業規模や出資比率で不利なスズキがどこまで耐えられるか。鈴木会長に近い関係者は「会長もいずれインドカードを切るしかないことは百も承知。ただ社運がかかった"切り札"だけに、タイミングと条件を慎重に計っている」と代弁する。
「車開発の肝を押さえられた」とスズキの開発担当者は動揺を隠さない。スズキとVWは現在、小型車の共同開発を検討中。しかしスズキの「スイフト」や「SX4」など最近の世界戦略車はいずれもIDGデザイン。これらのモチーフをVWが所有することは共同開発の主導権を握られることを意味するからだ。スズキ社内には「VWによる兵糧攻めか」との声もある。VWはスズキにインドでの販売協力を熱望したが、鈴木修会長兼社長がきっぱり拒否。一方、スズキも苦戦する中国事業でVWの協力を求めるが、インドの件が確執を残し交渉は難航している。最近では「VWはイコールパートナー」と鼓舞する鈴木会長に対し、社員は「現実は八方塞がり」と戦意喪失気味だ。
IDG買収の狙いの一つが、言うままにならないスズキへの圧力だとすれば、企業規模や出資比率で不利なスズキがどこまで耐えられるか。鈴木会長に近い関係者は「会長もいずれインドカードを切るしかないことは百も承知。ただ社運がかかった"切り札"だけに、タイミングと条件を慎重に計っている」と代弁する。

















